歯ぎしりから歯を守るには?
歯ぎしりから歯を守るためにマウスピース(ナイトガード)をつけることをオススメします!!
マウスピースの効果
マウスピースを使用することにより、歯に加わる力を分散させることができ、歯やつめ物・かぶせ物が欠けたり割れたりするのを防ぐことができます。
また、顎関節症の改善や筋肉の緊張を解消する効果もあります。
マウスピースの種類
ハードタイプ:レジンと呼ばれる硬い樹脂素材でできていて、装着時の違和感が強く噛み合わせの調整が難しいです。削れて穴が空くなどのトラブルが少ないです。
マウスピースの費用
マウスピースは保険適用で作ることができます。
3割負担でおよそ5000円程度となります。
また、定期的にマウスピースに穴が空いてないかどうか歯科医院でチェックしてもらうことも大切です。
半年経てば再度保険適用で新製することができます。
マウスピースのメリットまとめ
- 力が分散され、歯のすり減りを防止し歯を守ってくれます
- つめ物などの補綴物を長持ちさせることができます
- 顎の筋肉疲労が減り、痛みや疲れの症状・肩こりなどが改善される可能性があります
スポーツ用マウスピースとは
スポーツ用マウスピースとは、スポーツ中のケガから歯や体を守るために装着するマウスピースです。
スポーツ中は、対戦相手との衝突やボールや道具が当たることで、歯が破損することがよくあります。マウスピースを使用すれば、歯を衝撃から守ることができます。
効果を発揮するためには、口に合ったマウスピースが必要です。スポーツ用マウスピースはサイズが合っていなければ、正しい効果を発揮しません。不適合なマウスピースとは、以下のようなマウスピースです。
- マウスピースを使用すると、運動機能が低下する
- プレー中にマウスピースが外れる
- マウスピースをはめると、筋肉が緊張したり過剰に力が入ったりする
歯に合っていないマウスピースを使い続けると、スポーツパフォーマンスが落ちる場合があります。また、マウスピースを噛みしめる力は強く摩耗しやすいため、定期的に歯科医院でチェックしてもらうのがよいです。
スポーツ用マウスピースの効果
1:前歯の破折を防止
最近ではマウスピースを義務化しているスポーツもあります。
しかし、現状まだまだ多くスポーツに浸透しているとは言えません。
スポーツの器具などの違い、防具、相手との接触、ボール、ボールの形状、様々な口元に当たる可能性のあるスポーツ。
歯が割れる、折れる、場合によっては根っこから歯自体が抜け落ちてしまうことがあります。
このようになったケース、歯の神経が死んでしまったり、保存できず歯を抜歯しなければいけないこともあります。
スポーツ用マウスピースはこのようなリスクから歯を守ってくれます。
2:歯による口腔周囲のケガのリスク防止
スポーツなどで多大な力が急激に顎などに加わると、お口の中で歯は凶器になるのです。
食事などでは舌や頬を噛んでも、反射反応で思い切り咬み込むことはなく、大きくケガすることはそんなにありません。
しかし、スポーツなどでは強い力が急にかかると歯が鋭い事により、頬や舌、唇を切ってしまったり、最悪頬や唇に穴が開くという大きいケガをすることもあるのです。スポーツ用マウスピースは歯が凶器にならないように口腔内、そしてその周囲を守ってくれます。
3:奥歯の破折を防ぐ
打撃系格闘技スポーツなど、顎を強打する可能性のある種目は相手の肘や頭が顎にぶつかることはよくあります。時には奥歯が強く当たってしまい、欠けてしまうことがあります。
奥歯の場合、大きく破折ことは少ないのですが、小さく欠けることを繰り返し、最終的に歯の表面が削れ、ざらつきを出す事になってしまうことがあります。
スポーツマウスピースの使用で奥歯が欠けることを防ぐことができます。
4:脳しんとうを予防する
強い力で顎を突き上げられると、力が関節に伝わり、頭に強い動揺が及びます。
そこでマウスピースを使う事によって、クッションとなり骨や歯から直接、頭にかかる振動を干渉してくれます。
ただし、脳しんとうに関してはスポーツマウスピースの使用により効果があるかどうかはしっかりとは統計的にまだ立証はされてはいないようです。
5:食いしばりによる歯やその周囲組織へのダメージの軽減
歯と歯が擦れあい、互いに強く接触する1日の中で食事の時に約15分程度と言われています。
その他の時間は通常、歯と歯の間が少し開いています。
しかし、運動を行っている時に歯をくいしばる方は食事の時より強い力で、長い時間歯と歯が接触するので、歯やその周囲組織にダメージがあります。
食いしばりによって歯の神経が出てしまうところまですり減ってしまったり、歯が揺れたり、欠けてしまったりします。
そのためスポーツマウスピースで歯へのダメージを軽減させる必要があるのです。